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【災害に備えよう】生後2ヶ月の赤ちゃんをかかえて震災で水が出なくなった話

こんにちは。

我が家には11歳になる長男がいます。

震災当時は生後2ヶ月でした。

私の住んでいる地域は地震のあと水が出なくなってしまいました。

出なかった期間は1週間。とても長く感じました。

長男は完全ミルクだったのでミルクを作るためには水が必要でした。ストックしていた赤ちゃんの水はほんのわずか。ポットに入っている水と合わせても4日分くらいでした。

義実家のポットや鍋にはいっていた水を集めてもらい、その水で少しずつ哺乳瓶をゆすいだりしました。消毒は水に錠剤をいれるタイプを使っていて、もう効果があるかわからないけど使い回すしかありませんでした。

SNSでは水が売ってない、手に入らないと言っていて、近所の店すらやっているのかわからない状態でした。あの頃は今よりもSNSも多くなく、入ってくる情報は少なかったです。

震災から3日後、近くの体育館に給水車が来たと放送があり、息子を預けて水をもらいに行きました。

たくさんの人が並んでいました。

わたしも並びましたが、わたしの順番が来たときに突然「もう終わりです」と言われてしまったんです。

ですが、息子にあげられるミルクはあとわずか。ここでなんとかもらわないといけませんでした。赤ちゃんのミルク用の水がないのでどうしても欲しいとお願いしてなんとかもらえたのは2ℓのペットボトル1本分

あんなにたくさん容器を抱えて持って行ったのに、手に入ったのはたった1本分。水が出るまでの1週間で給水車が来たのはそのたったの1回でした。ガソリンすら入れられないので水を探し歩くことすらできませんでした。

それでもなんとか水が出るまで、息子には申し訳ないけど、作るミルク量を少し減らしたりしながら調整して過ごしました。

震災から1週間後、SNSでちらほらと水が出たとアップされていました。毎日ひねっては出なくて諦めながら過ごした我が家の水道を試しにひねってみました。するとチョロチョロと糸のように水が流れ始めました。あの時の嬉しさは今でも忘れられません。

これでなんとかミルクの水の心配が無くなったと本当に心から安心しました。

水の出ない生活をして、初めて私たちの生活で水は本当に生きていくうえで大事なんだと思い知らされた日々でした。

大人は水のかわりにジュースや缶コーヒーなどで水分をなんとか補給できますが、赤ちゃんは大人のようにはいきません。ミルクが無ければお腹いっぱいにすらなれません。私はそれから、次男と長女を出産した際にはたくさんの赤ちゃんの水を買い置きするようにしました。

次男も長女も混合からの母乳になりましたが、それでもいつ何があってもいいように赤ちゃんの水を用意しています。

今は液体ミルクもあるのでこれを保管してもいいですね。液体ミルクを初めて知ったときは感動し、震災の時にもこれがあればよかったのにと思いました。

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うちは井戸水だから大丈夫って思う方もいるかもしれません。

でも、地震で井戸水が濁ります

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その当時住んでいた家のお風呂の水は井戸水を使用していたのですが地震で井戸水が濁ってしまいお風呂に入れるようになったのは濁りが落ち着いた3日後くらいでした。

義実家も井戸水でしたが茶色く濁っていました。近所の家はだいたい濁っていたようです。全部の場所がそうではないかもしれませんが、地震で濁る可能性があるので井戸水だからと安心せずに災害に備えてくださいね。

震災で役にたったのがたくさん買い置きしていた清浄綿とお尻ふきでした。

お風呂に入れないので清浄綿で息子の顔や体を拭いたり、私の洗顔代わりにも使いました。

お尻拭きは手を拭いたり、大人の体ふきに使ったり、他にもウェットティッシュがわりにいろんなことに使いました。

あとはサランラップもお皿が洗えないのでお皿に包んで使っていましたよ。

昨年の2月の大きな地震では以前よりも備えてはいたので、その点は少し安心でしたが、やはり物が壊れてしまいました。

食器棚はロックがかかる仕組みになっていたので大丈夫でしたが、キッチンの引き出しが地震の揺れであちこち開いてしまい、その上に物が落ちて壊れてしまったりしました。

あとはたまたまパソコンを移動したばかりで耐震ジェルを貼っていなくて、パソコンも壊れてしまいました。

幸いライフラインは止まらなかったのですが、少し離れたところでは水も電気も止まってしまっていました。

ライフラインはとても大事です。水だけでなく電気やガスなども使えなくなる可能性もありますのでいろんな状況を想定して災害に備えてくださいね。

赤ちゃんがいる家庭の防災対策森永乳業妊娠・育児サイト

ハザードマップ国土交通省

災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~官邸ホームページ

人とペットの災害対策ガイドライン 災害への備えチェックリスト環境省

この記事を書いた人

3人の子のママです。
小学生の男の子2人と1歳の女の子がいます。
妊娠・出産、子育てのことについての役立つ情報やお得な情報をまとめていきたいと思います。

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